クレジットカードの現金化は、急な物入りが続いて懐事情が厳しくなった時の心強い味方になります。ただし、現金化にはメリットだけでなく手続き内容によってはデメリットが生じるケースもあるので注意が必要です。今回は、クレジットカードの現金化をする前に抑えておくポイントについて解説していきます。
クレジットカードの現金化のメリット
成功率が高い
クレジットカードの現金化を利用する大きなメリットの一つが、成功率の高さです。
クレジットカードのキャッシング枠が一杯になった時に、別会社で新たに契約をしようと考える人も少なくありません。
銀行、消費者金融、どこを利用するにしても契約には審査が必要になります。
審査は申請した人の借入状況も確認するので、限度額一杯だとお金遣いが荒いと判断されて落とされかねません。
現金化は自分が持っているカードのショッピング枠を利用するので、審査が不要な上に、新規契約よりも成功率は高くなります。
周囲に知られる心配がない
現金化をしたいけれど、周囲に知られることに不安に感じて踏み切れない人も多くいます。
現金化は、カードのショッピング枠を利用して購入した商品を業者に買取してもらう形でお金を手にする手続きです。
そのため、カード会社の明細にはショッピングでの利用と記載されます。
現金化を請け負う業者は個人情報の保護を徹底しているので、会社など本人以外が応対する場所に不用意に電話を掛けることはありません。
カード会社も同様に、短期間に同じ物を繰り返し購入するなど、明らかに不自然な行動を取らなければ、怪しまれずに済みます。秘
密裏にお金を手に入れられるのも現金化のメリットです。
現金化をする上での注意点
手数料が高くなりやすい
一般的にクレジットカードの現金化で発生する手数料は20％前後ですが、取引額によっては高くなることもあります。
これは、手数料を一律に設定してしまうと少額の取引では業者側の利益が減ってしまうことが主な理由です。
そのため、取引額を業者側が設定した数字より下回る場合、手数料が30％前後に上がるケースも少なくありません。
手数料が高くなれば必然的に自分が貰えるお金も少なくなります。損益を減らすためにも、現金化はある程度まとまった金額で行うことが基本です。
限度額以上の取引はできない
現金化をする上で注意しなくてはいけないのが限度額です。
キャッシングが限度額以上借りられないのと同じように、ショッピング枠の上限を超える現金化はできません。
限度額は契約者の年収、勤続年数といった社会的信用だけでなく、カードの利用状況などでも増えることもあります。
現金化の額を増やしたい人は、カード会社に限度額を増やせるかの問い合わせをするのも一つの手です。
業者の信頼性を見極めるように
クレジットカードの現金化を請け負う業者の中には、相場を大きく上回る手数料を取る悪質な所も少なくありません。
実際に利用した人の口コミや会社の透明性など、細かい情報を精査した上で判断をすることがトラブルを避けるコツです。
このページを書いた人
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執筆者：河村 孝規